eLife logo
再診の方
Menu

編集者

記事製作者
Kyoka Hayakawa

目次

    更新日: 2022.06.14
    バイアグラを毎日服用して飲み続けても問題ない?医師が解説します

    バイアグラは一度に服用する量と、使用頻度を守れば定期的に飲み続けても基本的には問題ありません。正しい用法用量を医師が解説します。


    バイアグラの正しい用法用量

    ・EDとバイアグラについて

    バイアグラは、元々狭心症患者を治療する薬として研究開発されていたものです。

    男性は性的な刺激を受けた際に脳が興奮すると、陰茎の硬さを維持することができます。

    このときに体の中ではペニスの血管を拡張させる物質が増え、海綿体への血液流入が増加して勃起させます。

    そしてペニスを常に勃起することを抑えるために酵素が働くのですが、この酵素が優勢のままだとEDになってしまうのです。

    バイアグラは、まさにこの酵素の働きを阻害することができます。

    ・バイアグラの服用方法

    バイアグラには、正しい飲み方や決められた用法用量があります。

    それらをしっかりと守ることで、バイアグラのポテンシャルを十分に引き出すことができます。

    そのためバイアグラの飲み方を正しく理解することは、ED改善及び性行為に対する満足度がさらに上昇し、より良い性生活を充実させることができると言うことなのです。

    誤った方法で使用してしまうと体に負担を掛けるだけでなく、体調不良にも発展してしまう恐れもあるので、用法用量は必ず守るようにしましょう。

    ・バイアグラの使用量目安

    日本国内でバイアグラを使用する場合、1回の使用量は25~50mgまでと決まっています。

    これは厚生労働省が承認している規格としてバイアグラ錠25mg、バイアグラ錠50mgの2種類が用意されていることからも分かります。

    そのため用量の目安は、健康な成人男性であれば1回あたり50mg、65歳以上の高齢者の方や健康状態が万全でない方などは25mgとした方が良いでしょう。

    ただし成人男性であっても肝臓や腎臓などに障害をお持ちの場合は、バイアグラの服用は避けた方がいいようです。

    これを守らないと、健康不具合が発生する可能性もあります。

    ・バイアグラの規格

    実はバイアグラ錠100mgという世界的には認められている規格もありますが、国内正規品のバイアグラ錠100mgというものは存在しません。

    これはバイアグラ錠50mgで十分な勃起促進効果が確認されているため、日本国内におけるバイアグラ錠の最大用量が50mgまで、とされているのが理由です。

    そのためバイアグラは、50mgを超えて服用しないように注意しましょう。

    ・服用のタイミング

    バイアグラを飲むタイミングは、最大限に性欲が高まる性行為の約1時間前にすると良いでしょう。

    バイアグラの効果は、有効成分であるシルデナフィルの血中濃度が一定の水準を超えることで発現します。

    そのため有効成分シルデナフィルが体内に吸収される、約30分~1時間のタイミングが丁度良い時間なのです。

    バイアグラの用量によって効き始める時間の違いはありませんので、どんなに増やしても駄目だと言うことを念頭に入れておきましょう。

    ただしバイアグラの服用前に食事をしているなど、空腹時や満腹時によって効き始める時間や効き目に影響を及ぼすことがありますので注意してください。

    ・バイアグラの飲み方

    バイアグラは、空腹時に飲むと最短で服用から約30分で効果を実感することができる可能性があります。

    これは有効成分シルデナフィルが、空腹時に吸収効率が最も良くなるという特徴を持っているからです。

    食後など、胃や腸に食べ物が残っていると消化器官の表面に油膜などが張られ、有効成分シルデナフィルの吸収を妨げてしまうこともあります。

    そのためバイアグラを服用する際は、できるだけ空腹時に飲用した方が効果を十分に発揮できる可能性が高くなる、と言うことを覚えておきましょう。

    ・バイアグラ服用方法

    バイアグラを飲む際は水またはぬるま湯で服用するのが一般的です。

    中にはジュースやお酒と一緒に飲む方もいますが、こういった行為は極力やめた方がいいでしょう。

    ただしバイアグラの添付文書やその他の医薬品には、水またはぬるま湯で服用すべきといった明確な記載はありませんが、基本的に効果を十分に発揮したいときはこれを守らなければいけません。

    特にバイアグラは、食事の内容によって効果の強弱が出やすい傾向にあります。

    アルコールなどと一緒に飲用すると、効果が半減することにも繋がります。

    こういった余計なことを考えるのであれば、水またはぬるま湯以外での服用は控えた方が無難です。

    用法用量を守らないとどうなるか

    ・バイアグラの過度な服用

    バイアグラの過度な服用は、オススメできせん。

    この理由は効き目が強くなることはもちろんですが、急激な血圧の低下などの副作用リスクが高まるだけだからです。

    過度の服用によって副作用が起きた際には、バイアグラに対して特異的な解毒薬や治療方法がないことから、対症療法を行うしかありません。

    バイアグラの有効成分シルデナフィルは血漿蛋白結合率が高く、成分の尿中排泄率が低いという特徴を持っています。

    そのため腎透析による体外への排出促進も期待できない、という怖い一面もあります。

    ・バイアグラが効きすぎると

    バイアグラは、身体の様々な部位の血管を急激に広げる効果が期待できるため、血圧が異常に低下することがあります。

    人間は一時的に血圧が下がる分には大きな問題はありませんが、脳への血流が低下することで意識の消失が起こることもあり得ます。

    過去の事例では、用法や用量を守らずに誤った使用を繰り返したことで心停止に至り、命を落としたケースも報告されているほどです。

    ・心臓への影響

    バイアグラを服用すると血圧が低下することがあり���すので、心血管系障害を発症する危険性があります。

    これは心臓疾患や高血圧などの硝酸薬と併用するとさらに危険な状態になることがあるため、特に注意してください。

    もし心臓疾患などを患っているときは、大丈夫と思っていても必ずクリニックなど専門の医師に相談してから使用しないと、命を危険にさらす場合があります。

    そのため体への不安や悩みをお持ちの方は、バイアグラを服用する前に医師の診察を受けると良いでしょう。

    現在ではオンラインや電話でも診療を受けることができますので、安心して利用することができます。

    ・目への影響

    バイアグラは、網膜色素変性症と非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)を発症する危険性があります。

    バイアグラの処方禁忌に指定されている網膜色素変性症は両眼性遺伝性の網膜疾患であり、視野狭窄や視力低下が進行して失明に至る可能性がある病気です。

    この症状は現在は無症状の方も、気づかぬうちにバイアグラを服用してしまうことで発症したと言う事例も多く挙げられています。

    バイアグラを服用することで非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)が発現し、視力低下や失明となる可能性もあります。

    ・副作用が現れたときの対処法

    バイアグラを使用して何らかの副作用が現れたときは、無理をしないことが大切です。

    無理に性行為を続けてしまうと副作用が悪化してしまうこともあり、パートナーとなる女性にも迷惑をかけることにもなり兼ねません。

    そのため性行為中でも、一旦性交を中止してゆっくり休むことが大切です。

    特にほてりや紅潮などが起きたときは、室温や寝具を調節して身体を冷やし、頭痛がひどいときは患部を冷やすと症状が和らぐことがあります。

    もちろん痛み止めを服用するという手段もありますので、それぞれの副作用に合わせた対策を行いましょう。

    バイアグラはどのくらいの頻度で服用しても問題ないか

    ・バイアグラの効果

    バイアグラは、近年は勃起不全(ED)の原因そのものを向上・解消したり、寿命を延ばすことができると言われ、飲み続けるとメリットも非常に大きいとされています。

    そもそも男性のペニスの勃起力が歳を取る毎に弱まる理由は動脈硬化が原因とされており、ペニスを構成する海綿体に十分な血液が届かず、さらに血管が厚く硬く、詰まることによって血液流入が正常に行えなくなって起こると言われています。

    特にペニスには非常に細かい血管が集まっており、早い段階で症状として現れやすい傾向にあります。

    そのため勃起力の衰えは、動脈硬化の初期症状と言えるのです。

    ・バイアグラの副作用・症状

    バイアグラは、個人差はありますが多く飲んだからと言って効果が倍増するわけではなく、単に副作用リスクが増えるだけです。

    適量摂取でも軽い副作用が出ることもあります。

    副作用の代表的な症状は、顔のほてり、鼻づまり、動悸、目の充血、頭痛、突発性難聴、持続勃起症です。

    これらはバイアグラの有効成分であるシルデナフィルの効果によって起こるのですが、薬を飲むことでのリスクは、大なり小なり起こります。

    ただほとんどの場合、バイアグラの効果が切れれば症状は治まり、徐々に回復するのが一般的です。

    ・バイアグラの使用頻度

    バイアグラの使用頻度として、明確に週に何回までという既定のような記載はありません。

    ただし、これは腎機能障害や肝機能障害などを患っていない健康の方を対象にしている話です。

    そのためバイアグラを使用して体への負担になるような場合や年齢が高いようなケースでは、ED専門外来である程度までの服用頻度上限を設定してもらった方が、より安全に使用できるはずです。

    ・バイアグラの使用間隔

    バイアグラは、服用から約5時間以上経過する頃には効果が無くなる、という特性があります。

    しかし次にバイアグラを使用する際は、前回の使用から24時間以上の間隔を空ける必要があります。

    そのためバイアグラを2日以上連続して使用したいときは、最低でも24時間以上の間隔を空けなければいけないのです。

    この理由は、血中に吸収された有効成分シルデナフィルが体外へと排出されるまでに約24時間掛かると言われているからです。

    シルデナフィルの過剰摂取は血圧の急激な低下といった副作用リスクを高め、体への負担が大きくなり、体調不良を起こす危険性があります。

    ・毎日使用可能

    バイアグラの1回の摂取上限量である50㎎以下を守り、服用を1日1回24時間以上の間隔を空けることを守れば、毎日使用しても問題ありません。

    これはバイアグラを1日1回7日間連続して成人男性に投与した臨床試験でも、有効成分シルデナフィルが血中に蓄積しなかったことが確認されています。

    バイアグラ以外のED治療薬の用法用量

    ・レビトラ

    日本で2番目に承認を受けたED治療薬としては、即効性の高いレビトラがあります。

    レビトラは2003年にドイツのバイエル社から発売され、日本では2004年に認可されているED治療薬です。

    レビトラには、レビトラ錠5mg、レビトラ錠10mg、レビトラ錠20mgの3種類が用意されています。

    これにより健康な成人男性であれば、1回あたりのレビトラの用量は最大で20mgになります。

    レビトラの特徴は、バイアグラが効果発現に空腹時なら30分掛かると言われていますが、レビトラは空腹時なら20分程度で効果が見込めると言います。

    ・シアリス

    日本で3番目に承認を受けたED治療薬としては、持続性に優れたシアリスがあります。

    シアリスは2002年にはヨーロッパで、2003年にはアメリカで、2007年に日本で承認されたED治療薬です。

    シアリスには、シアリス錠5mg、シアリス錠10mg、シアリス錠20mgの3種類が用意されています。

    これにより健康な成人男性であれば、1回あたりのシアリスの用量は最大で20mgになります。

    シアリスの特徴として効果の発現に3時間程度かかりますが、効果の持続時間はバイアグラが約5時間程度に対して、シアリスは約30~36時間と非常に長いのです。

    ・ステンドラ

    ステンドラは2012年にアメリカで販売が開始され、海外で認知されている総合力の高いED治療薬です。

    有効成分はアバナフィルとしており、即効性あり、副作用の少ないED治療薬として開発されていますが日本では未承認です。

    ステンドラの用法用量は最大量200mgとされていますが、これは体格の大きな欧米人向けの用量になります。

    日本人の場合は、50mgを使用して効果が現れにくい場合は100mg前後に増やすと良いでしょう。

    ステンドラの特徴は効果発現に約30分、早い場合で半分の約15分とされており、即効性に優れています。

    そして効果は6時間程度は持続するとされています。

    ・ザイデナ

    ザイデナは、2005年に韓国の東亞製薬によって開発されたアジ���人向けのED治療薬です。

    ED治療薬の中でも新しい成分であるウデナフィルが主成分ですが、日本国内では未承認です。

    バイアグラやシアリスほど知名度は高くはありませんが、これまでの治療薬の良い部分を取り入れている薬とも言われています。

    主成分のウデナフィルは韓国で開発された成分で、日本国内では未承認ながらもアジア人の体質に適した成分と言えます。

    ザイデナの用法用量は、100mgが推奨されています。

    特徴は、効果の発現が服用後約30分から1時間、持続時間は約11~13時間です。

    ・ジェネリックED薬

    ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分を使い先発品と同様の品質、効き目、安全性を有しています。

    一般的に研究開発に要する費用が低く抑えられることから、先発医薬品に比べて低価格に設定されているのです。

    ED薬ジェネリックは、バイアグラ、レビトラ、シアリス、ステンドラなども販売されており、現在はAGA同様に通販で購入することができますので気軽に購入できますが、偽物も出回っているので十分に注意しましょう。